寒い冬は、ヒートショックに気をつけよう‼

ヒートショックという言葉をご存知ですか？

ヒートショックとは、寒い場所から暖かい場所へ、もしくは、暖かい場所から寒い場所へ移動した際に、急激な温度変化により血圧が上下に大きく変動することが原因となり起こる健康被害で、失神や心筋梗塞、不整脈、脳梗塞を起こす事があります。

このヒートショックを安易に考えてる人もいるかもしれませんが、

冬場に起きるヒートショックで、入浴時に失神して溺れて死亡してしまう事故が、沢山起きています。

冬場の暖房をしていない脱衣室、浴室では、室温が10度以下になることが多く、その寒い場所から暖かい浴槽に浸かることで、急激な温度変化が身体に起こり、寒さで血圧が急上昇し、浴槽に浸かり血圧が急低下する。それが原因となり、身体が対応できずに失神し溺れて死亡してしまいます。

冬場のヒートショックは、夏場の約11倍に急増します。

年間17000人が死亡しています。交通事故死の死亡死者数の四倍以上に及びます。

ヒートショックは、とても身近にある健康被害です。

とくに身体の弱い高齢者がヒートショックを起こしやすいので、家族に高齢者がいる人は、注意が必要です。

ヒートショックを予防するには？

脱衣室に暖房をいれて、浴室を暖かいシャワーなどで流し室内の温度を上げて温度差を極力減らしましょう。

食後一時間以内や飲酒時は、血圧が下がりやすいため、入浴を控えましょう。

浴槽の温度を41以下にしましょう。たまに熱いお風呂が好きな人がいますが、めちゃくちゃ心臓に悪いですよ。

高齢者がお風呂に入る時は気にしてあげてください。家族による適切な見守りが安全に繋がります。

介護の仕事をしてる知人から聞いたのですが、入浴介護では、夏場でも脱衣室、浴室の温度差をなくしてるそうです。

予防は、いろいろめんどくさいですが、死ぬよりマシですし、家族が死なれても困ります。気をつけて予防しましょう。