漫画モリのアサガオ死刑制度をテーマにしたヒューマン作品
全七巻完結
作者、郷田マモラ
これは新人刑務官である及川直樹が死刑囚、被害者家族との交流や、死刑制度についての葛藤が描かれた作品です。
文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞しテレビ東京にてドラマ化もされたようです。
普段社会的な漫画本をあまり読まないのですが、死刑制度については興味があったので読んでみました。
読んでみて再確認しましたが死刑囚は基本頭のネジが何本か飛んでますよね。
漫画の死刑囚の中には深く反省している者や無邪気な者、罪を全く反省してない者など様々な者がいますが、死刑になるくらいの凶悪な犯罪を犯してます。
ネジがハズレてないと出来ないことです。
主人公は、死刑囚と接することで死刑制度とは?について考え苦しんでいきます。
本当に死刑は必要なのか?
被害者や、被害者家族を思えば死刑にすべきなのか?
中には深く反省し自分の犯した罪を後悔している、冤罪で捕まり死刑判決を受けた者もいる。などなど。悩みに悩みまくってます。
基本主人公はちょー病んでます。
恋もあまり上手くいってないです。
ちなみに漫画にも描かれてましたが死刑囚はいつ死刑になるかわかりません。
刑務官ですら死刑の2、3日前に大臣からの命令で知ります。死刑囚はいつ死刑になるかわからないなかで毎日怯え刑務官の足音や雰囲気を気にして敏感になっているそうです。その他刑務官の仕事内容、死刑囚が死刑台に送られるまでの内容も描かれています。
絵がとても個性的なので好き嫌いがわかれると思います。
七巻完結の漫画ですが文字も多く読むのに結構時間がかかりますので暇な休日にでも読んでみて下さい。
ちなみにドラマ化した際の主人公役が
伊藤淳史さんです。ドラマは見てませんが個人的に見た目はハマリ役だと思います。笑